「アフォーダブルハウジング」とは、州政府 ("HHFDC" Hawaii Housing Finance and Development Corporation) が主導する住宅プログラムで、購入条件に当てはまる方が市場価格よりも安くコンドミニアムを購入できるという取り組みです。

"HHFDC"のアフォーダブルハウジングのユニットの頭金（ダウンペイメント）が5％からというのもアフォーダブルハウジングの特徴です。

2018年11月12日に販売された物件「セントラルアラモアナ」を例にすると、

スタジオ：$286,000 ~ $399,500
1ベッド：$396,000 ~ 566,000
2ベッド：$493,000 ~ 637,000
3ベッド：$700,000 ~ 708,000

こちらの値段は大体同レベルのコンドミニアムに対して60～65％ほどの価格です。
アフォーダブルハウジングは低価格で購入いただくことができます。

そのアフォーダブルハウジングの購入条件とは何なのか？

購入条件：

・アメリカ人または永住権保持者
・18歳以上
・ハワイ在住者（既に住んでいる人）
・ハワイの住宅関連の法律を満たした住居の必要性があること
・世界中どこにも物件権利を所有していないこと
・登記後はオーナーが居住すること
・申し込みに必要な十分な収入がある、或いは、購入可能なローンのプリクオリフィケーションを入手すること

また所得制限もあり、Area Median Income (AMI)という「地域平均収入」のパーセンテージで決められます。
例えば、アフォーダブルハウジングのCentral Ala Moana「セントラルアラモアナ」ではAMIが80%～140％までの収入の方と決まっています。
それぞれのコンドミニアムでAMIの条件が違います。

Area Median Income (AMI)

HONOLULU COUNTY INCOME SCHEDULE BY FAMILY SIZE 2018

この場合、「セントラルアラモアナ」だと
1人世帯では $65,300 ~ $114,380
2人世帯では $74,640 ~ $130,620
3人世帯では $84,000 ~ $147,000
4人世帯では $93,280 ~ $163,240
となります。

アフォーダブルハウジングの制約条件

10年縛り

アフォーダブルハウジングの制約条件の中で「10年間購入した物件を売買したり譲渡することができない」と決まりがあります。もし10年以内にどうしても物件を売らなければいけないときは、州政府 ("HHFDC" Hawaii Housing Finance and Development Corporation) が最初にその物件を買い戻しできる決まりがあります。

Shared Appreciation Equity (SAE) Program

Shared Appreciation Equity (SAE) Programとは、購入時に市場価格よりも安く物件を購入した代わりに、買主は州へその物件の利益を分けてください、というプログラムです。

SAE価格の表し方は、（現在の評価額ー購入価格）÷評価額
こちらで出たパーセンテージがSAEに支払う価格になります。

【例】

評価価格	$500,000
購入価格	$430,000
差額	$70,000
SAE	$9,800 　（14％）
オーナー	$60,200 　（86％）

この場合、SAEに差額$70,000の14％である$9,800を"HHFDC"へ支払います。

アフォーダブルハウジングの手続きの仕方

１．アプリケーションパッケージをエージェントがお渡しします。
２．アフォーダブルハウジングのオフィスにアプリケーションを持っていく前に、pre-qualification letterをそのアフォーダブルハウジングプロジェクトと提携している銀行でもらいます。
３．pre-qualification letterをもらったら、アフォーダブルハウジングのセールスオフィスに行き提出します。

様々なアフォーダブルハウジングのアプリケーションをオハナエステートにてご用意しておりますので、興味ある方はご連絡ください。
ハワイでは物件ご購入にあたってエージェント手数料が一切かかりません。
物件紹介、手続き、ショーイングなどご質問のある方はお気軽にお問い合わせください。

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